Pythonを初めて触る段階から、小さなアプリを設計・テスト・保存・配布できる段階へ進む全20回の講座です。各回には目的、実行例、結果の読み方、練習と解答、公式資料があります。
この講座の前提
Python 3.11以降と専用の仮想環境を使います。通常の例はmain.pyとして保存して実行します。第05回と第17〜19回は複数ファイルです。標準ライブラリ中心で進め、配布の回でpyproject.tomlを使います。
Pythonでは、名前が指すオブジェクトと変更可能性を最初に押さえます。関数、モジュール、型注釈で境界を作り、例外、JSON、SQLite、HTTP、asyncioへ進みます。短く書けることに加え、他の人が読み直せることを目標にします。
読み上げと実習の使い分け
まず文章で処理の意味をつかみ、机に戻ったら例を保存して実行します。Yomiageではコードブロックが読み上げ本文から省略されるため、文章中にも期待結果を記しています。コードは各回の前提どおりのファイルへ置き、別の回の断片を無条件に混ぜないようにしてください。
一回目は動かし、二回目は入力を変え、三回目は記事を閉じて再実装します。練習問題は答えを見る前に試し、失敗した入力と理由を短くメモします。読了数より、自分で説明できる操作を増やします。
基礎から動かす
- Python実践講座 01:実行環境と仮想環境を整える
- Python実践講座 02:値・型・名前・変更可能性
- Python実践講座 03:条件・反復・関数の契約
- Python実践講座 04:リスト・辞書・集合と計算量
型とデータを使いこなす
- Python実践講座 05:モジュール・パッケージ・依存管理
- Python実践講座 06:例外と後始末を設計する
- Python実践講座 07:Path・JSON・CSV・日時
- Python実践講座 08:クラス・dataclass・合成
- Python実践講座 09:イテレータとジェネレータで逐次処理する
- Python実践講座 10:型注釈とProtocolで境界を明確にする
テスト・保存・通信へ進む
- Python実践講座 11:unittestとデバッグで振る舞いを固定する
- Python実践講座 12:SQLiteとトランザクション
- Python実践講座 13:HTTPとJSON APIの境界を扱う
- Python実践講座 14:asyncio・スレッド・プロセスの選択
- Python実践講座 15:デコレータとコンテキスト管理
- Python実践講座 16:性能計測・ログ・安全な入力処理
アプリを完成させる
- Python実践講座 17:総合演習・タスクのモデルと入力検証
- Python実践講座 18:総合演習・JSON保存とargparse
- Python実践講座 19:総合演習・テストとコマンドとしての配布
- Python実践講座 20:卒業課題・集計と形式の変更に対応する
節目で確認すること
第04回までで、入力と出力、型、分岐、反復を説明します。第10回までで、データの共有・変換・不在の扱いを説明します。第16回までで、テスト、外部データ、待ちや失敗への対処を確認します。第17〜19回でタスク管理CLIを完成させ、第20回の追加要求を自力で実装します。
手を動かすときの約束
実習用の新しいフォルダとデータを使います。教材が作る一時ファイルの削除は実習の後始末です。自分の大切なファイルへ保存先を変更しないでください。外部サービスへ接続する前に、ローカルの例で契約を確かめます。ライブラリの固定版は教材の再現用であり、将来の運用では保守状況を確認して更新します。
学習が進んだ証拠
「文法を見たことがある」から「要求を小さく分け、入力を検査し、失敗時にデータを守り、テストで変更を確かめられる」へ進むことが狙いです。読んだだけで経験を代替できるわけではないので、最後の卒業課題を提出物として仕上げてください。
3言語の全体ロードマップから他の講座へ移れます。次に調べる資料はPython公式チュートリアルです。